
- 作者: 永椎晃平
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/01/17
- メディア: Kindle版
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とりあえず8巻で、主人公とヒロインが引っ付いた。
正直「あっけない」と感想を言いたくなるほど、流されるまま、あっさりとしたカップル成立。しかしカップルであることを皆に隠して、主人公のことが好きなキャラクターが何人もいて、ヒロインのことが好きなキャラクターもいて、そんな中、周囲を欺いてこそこそと付き合う……こんなのが少年誌の王道的な恋愛漫画で許されるのか? これがコメディー全開であればまだ許されるんだが、サブキャラクターは主人公に認めてもらうため必死に自分を変えようとしている。これもまた失礼な話で、サブキャラクターが別のキャラクターのことを嫌いで厳しく当たっていたから俺は付き合わんみたいなことを言っておきながら、主人公は既にヒロインと付き合っているという。そんなことも知らず、サブキャラクターは振り回される。絶対に傷つくのがわかるのに、主人公とヒロインを引き立てるための「道具」に過ぎないサブキャラクターの必死の努力を、これから読まされるのかな。
何というか……あまりにも報われないよね。
はっきり言えば「イマイチ」な展開だと思う。