金剛寺さんは面倒臭い(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: とよ田みのる
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: Kindle版
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デッサンが巧いのではない。漫画が巧いのだ。
漫画の巧さとは何か、一言で説明することは難しい。しかし漫画は総合芸術だ。そして漫画ならではの絵というものがある。漫画にはコマ割があり、吹き出しがあり、視座(カメラワーク)がある。これらを自覚的に操っているのが、とよ田みのるなのである。
この漫画も凄い。これまでの作品でも、漫画でしかやれないコマ割りやカメラワークには息を呑むしかなかったが、今回はモノローグまで自覚的に操りだした。確かに、このモノローグって奴は漫画に特有のものかもしれない。
凄い才能だ。