永椎晃平『星野、目をつぶって。』11巻

作者: 永椎晃平
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2018/05/17
メディア: Kindle版
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正直、8巻〜10巻の流れはイマイチだった。これで良いのかと。ただ、しっかりと成長してきた脇役に対して、現実から目を背けて安易に引っ付いた主人公とヒロインは、しっかりと「しっぺ返し」を食らうことになる。そこまで考えていたのだとしたら、なかなか構成力のある展開というか何というか。

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11巻も引き続き「しっぺ返し」なのだが、やや安易に「元鞘」に収まった。けどまあ少年漫画だし、これ以上グダグダ引っ張ってもね。あと元鞘といっても主人公とヒロインの問題は解決したわけではなく、これから「問題と対峙しよう」というスタートラインに立っただけであり、12巻以降で更なる試練を迎えることになるのだろう。

やっと面白さが復活してきた感じ。12巻以降は素直に楽しめるかな。