細野不二彦『バディドッグ』1〜9巻

米国国防省から「逃亡」したスーパーな人工知能(AI)が、AIBOを思わせる懐かしの愛玩ロボット「バディドッグ」に入り込む。バディドッグの持ち主(相沢)は、妻&娘と暮らすごく平凡なサラリーマンなのだが、色々あった結果、相沢は周囲にバドの存在を隠しながら、一緒に暮らすことになる……という設定の日常系SF。

新刊の人気ランキングはAmazonで頻繁にチェックしているのだが、正直ちょっと前まで本作のことは知らなかった。

でもこれは面白い。

AIロボ(バド)を中心としたSFモノとしてだけでなく、家族モノとしても仕事モノとしても読める多面的な構成で、細野不二彦の作品としては、久々に超ヒットという感じ。