井上純哉『怪獣自衛隊』1〜2巻

突如、深海から100メートルを超える巨大な怪獣が現れて人間を襲うという設定の漫画。

でもB級パニック映画や特撮映画のノリではなく、シン・ゴジラのそれに近い。シン・ゴジラと違うのは、シン・ゴジラはあくまで日本政府というか組織として怪獣と対峙したのだが、本作では日本政府や軍が現状ほとんど機能しておらず、たまたま怪獣に襲われる船に乗り込んでいた任官待ちの自衛官候補生(女性)が、機転を利かせて怪獣の恐怖に立ち向かうという構図である。

怪獣の設定とか安易だなと思ってしまうのだが、けっこう面白くて、続きが気になる。