光永康則『時間停止勇者』2〜4巻

「時間停止能力」を身に着けて図らずも異世界転生した主人公が、勇者として難局を切り抜けていくギャグ漫画。

設定はまんま「なろう系」だが、原作付きではない。確かに全体の印象やギャグの入れ方は「漫画家っぽい」と思う。原作付きの雰囲気ではない。

というか時間停止能力の使い方というかアイデアが素直に面白い。ガーゴイル的なモンスターが出てきたら何ヶ月もかけて彫刻(敵の体)を削って倒し、自分の筋力で歯が立たない固い表皮を持ったモンスターに対しては何ヶ月もかけて筋トレして体を鍛えてから伝説級のソードを探して回り解決する。数々のトラップも時間停止能力で乗り越えていく。

1巻を読んでから何となく続きを買っていなかったが、久々に続きを読むと凄く面白かったので、また続きを買っていきたい。