『メタモルフォーゼの縁側』など鶴谷香央理作品あれこれ

鶴谷香央理『メタモルフォーゼの縁側』全5巻

友達のいない女子高生が、BLを通じてお婆さんと友達になっていく話。

趣味が合えば、年齢や立場なんて関係なく友達になれる……というのは幻想だろうか。わたしはそうは思わない。しかしよくある話でもないのだろう。心の中がじんわりとあたたくなった。

鶴谷香央理『レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015』

実は『メタモルフォーゼの縁側』よりも前に手に取った作品。わたしは正直BLがあまり面白いと思えないので、『メタモルフォーゼの縁側』が気になっていたが何年も手に取らなかった。しかし本作が非常にあたたかくて面白かったので、やっと手に取ったのだ。その意味では、導き手のような作品である。

鶴谷香央理『don’t like this』

don’t like this (トーチコミックス)

don’t like this (トーチコミックス)

釣り漫画……なのか?

わたしのように『鶴谷香央理の作品は面白い』とインプットされてしまった人にとっては面白いかもしれないが、地味な作品で、読み手を選ぶかもしれない。