柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』10巻

生活保護という切り口で現代社会を切り取った良作。

9巻から貧困ビジネスをテーマにしているが、これまた色々と考えさせられる。そもそもどうやって生活保護の人から金を巻き上げるんだろうと思っていたが、本作や『闇金ウシジマくん』を読むと、いろんな手口があるんだなーと。けど急に知的障害者の話を差し込んだのはちょっと唐突感があった。確かに軽度の知的障害者が貧困ビジネスや、風俗産業などで搾取されるという話は考えられるけど。