田村由美『ミステリと言う勿れ』8巻

頭がポワポワで友達のいない変人の青年が、事件に巻き込まれ、解決する話。

衝撃を受けつつ、この手の漫画でどうしても解決できない違和感というかお約束が、そんなに事件に巻き込まれないよねっていう。コナンの登場人物まで突き抜けると(おそらく)キャーと叫んだ3分後にはカップラーメンすすれるぐらいなんだが、普通は色々と悶々としたりするわけで。この作品は、過去の事件の関係者が(友達のいない)主人公と絶妙な距離感で繋がっていて、上で書いた違和感というかお約束が、ギリギリのところで違和感がない感じになっている。

あと、病院の女の子の秘密というか何というかが、絶妙に切なくて、もう。ととのう、絶対何かしらやらかしてほしい。