泉光『図書館の大魔術師』5巻

ファンタジー世界を舞台に、一人前の司書になることを目指す人たちを描いた作品。

図書館が知の象徴で、図書館に勤める人もまた知の象徴であり、大きな教養が求められる――現代社会では喪われた感覚だ。非常に丁寧かつ綺麗な絵柄なので、絵だけでも引っ張っていけるが、ストーリーやキャラ立ても非常に丁寧だ。妖精のような人種が登場したり、人語を解する動物がいたりと、ファンタジーらしいギミックは前々から登場していたが、主人公の周りがいよいよキナ臭くなってきた。普通に司書として成長していきますって話じゃないんだろうな。

続きが待ち切れない。