便利屋斎藤さんシリーズは、大きく有料版と無料版に分かれている。
無料版はおそらく自費出版のような形で、有料版のプロトタイプのような作品や、有料版の別エピソードのようなものを載せている。元々ウェブや無料版から火がついた方のようなので、今でもこうした無料版を大切にしているのだろうと思う。そして無料版には、今さっき気づいたのだが、『異世界に転生した便利屋さんと、あまり便利ではない仲間たちの日常』という通しのタイトルがついていて、そこに「異世界の休日（１）」「便利屋斎藤さん、異世界にまだ来てない」「便利屋斎藤さん、異世界にまだ行ってない」「便利屋斎藤さん、異世界に行く 外伝（１）」「異世界の休日（２）」という各巻ごとのタイトルがついている。
有料版は『便利屋斎藤さん、異世界に行く』というタイトルで、各巻ごとにナンバリングが振られて、現在5巻まで出ている。
何となく昔は少し違っていたような気がするので、今後も少し変わるかもしれないが、まあ現状はおそらくこんな整理だ。
わたしは『便利屋斎藤さん、異世界に行く』が大好きで、今後も絶対に買うし何度も読み返すだろうと思うのだが、そもそも有料版が出る前の無料版から好きだった。無料版はやや絵がラフだったり掲載ボリュームが少なかったりするのだが、無料で面白いものを読ませてくれるだけで十分に幸せだ。有料版を買うか躊躇されている方は、まずこれら無料版を読んでみてほしい。損はしないと思う。
