荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険Part8:ジョジョリオン』27巻

ジョジョ第8部もついに完結。

ところどころ、中だるみしたり、やっぱり面白かったりと、まあ色々な感想を持ったが、第8部の全体を見るとどうだろう。

わたしは、ジョジョリオン1巻を読んだときに、いくつか予想をしていた。

incubator.hatenablog.com

細かく読みたい方は上のリンクを辿っていただくとして、概要だけ知りたい方は、そもそもジョジョリオンがどんな物語として始まったかを思い出していただきたい。ジョジョリオンとは「呪いを解く物語」との触れ込みであった。しかしその呪いとは何か、物語冒頭ではよくわからなかった。またジョジョシリーズに共通するのは、(世間的には着目されなくとも)見過ごせない何かの巨悪と主人公が「黄金の精神」を胸に戦い、そして打ち破る話である。

わたしが1巻を読んだときに戯れに立てた予想とは以下のようなものであった。

[予想1]

  • 呪いとは、第六部のプッチ神父によって引き起こされた一巡後の世界のこと
  • 呪いを解くとは、第一部から第六部の一巡前の世界に戻ること(多くのファンにとっても、これが最も祝福された状態では?)

[予想2]

  • 呪いとは、第四部の吉良吉影の呪わしい生(性)のこと
  • 呪いを解くとは、一巡後の世界で、第8部の吉良吉影が呪いを受け止め、贖罪すること
    • まだ1巻の段階では、主人公の名前が吉良吉影じゃないという可能性もあるが、まあ吉良吉影が関わることは確実そうなので、その場合は、第8部における吉良吉影も第4部と同じような呪われた所業を行っており、主人公たちがその呪われた所業を打ち砕くこと、になるかも?

[予想3]

  • 呪いとは、主人公の4つの睾丸
  • 呪いを解くとは、主人公の睾丸の数が戻ること(あるいは、誰かの睾丸の数が元に戻る?)

うん。

予想1〜3いずれも、明らかにわたしの作った予想の方が、本物のジョジョリオンよりも面白い気がする。

わたしがこの設定をもとに全く新しい第8部をリライトしようかな(笑)