高口楊『腹腹先生』1巻

ごくフツーで地味で気弱な化学教師の姉が、ヤクザとのトラブルでさらわれたと思しき妹を助けるため、「化学」のちカラを使って爆弾を作ってヤクザと直談判し、暴力の世界に飛び込む――というアウトライン。

元々あまり期待せず読んだのだが、なかなかハッタリも効いているし、地味な先生が突拍子もない行動を取って一気に化けていく感じとか、案外ハラハラして目が話せない感じ。

というか、今まさに「この腹腹先生って作品名がどういう意味なのか、何となく読み始めたから見落としたかも」と書こうとしたのだが、もしかして「ハラハラ先生」か? いや、まさかね。