青木U平『フリンジマン』全4巻

タイトルはフリンジ・マンではなく、フリン・ジマンすなわち不倫自慢と思われる。

これまで女性にロクにモテたことがなく女性を楽しませる術も知らない、奇跡的に結婚したが浮気の度胸もスキルもない3人の男性……しかし3人はとにかく愛人を作りたかった。そこで、愛人作りのプロと呼ばれるおっさんに弟子入りして、愛人を作ろうとする漫画。

けっこう色んなところのピントがズレていて、そもそも何故3人は愛人を作りたいのか全然よくわからないし、愛人作りのプロも、実際は仕事が全然できず容貌も特に優れているというほどではないが、愛人作りだけはプロフェッショナルという設定なので、実際のところ仕事を平気でサボったり損失を出したりしていて、それ単に駄目すぎるおっさんである。そもそも3人のうちのひとりは既婚者ですらない女性恐怖症気味な映画オタクの童貞で、オマエは愛人の前にまず彼女もしくはカウンセリングだろうって言うね。

でも変なノリのままずんずん進んでいって、個人的には面白いのだが、4巻で若干駆け足気味に完結。

もっと続けて良かったと思うんだけどなー。

なお本作はテレ東でドラマ化していて、Amazon Primeなどでも観られたはず。観てみようかな。

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