史上最年少で魔女になった少女が、魔女になる切っ掛けとなった魔女の冒険譚に憧れて、自分も様々な国を旅して回るという話。
国と言っても厳密な国家というよりは都市国家みたいなイメージで、国ごとに「正直者の国」「魔法使いの国」などけっこう特徴が明確で、いろいろな国で主人公は巻き込まれ気味に様々なエピソードを体験する。それは明るい・コメディタッチな話もあれば、後味の悪い話もあったりして、けっこう寓話的である。
……完全に『キノの旅』である。
正直これは、作者が『キノの旅』の影響を認める、オマージュを認める、といった対応がなければ荒れるレベルで似ている。わたしは、あまりその辺の経緯は関心がないので調べていないが、「魔女の旅々」で検索すると、上位に「キノの旅 劣化」などの検索ワードが候補に出る。
ただし、絵も綺麗だしキャラも立っているしで、わたし自身はあまり気にせず楽しんだ。