『リコリス・リコイル』@Netflix

全13話。

実は日本には犯罪者を極秘裏に殺して回る「DA」という治安組織があり、戸籍を持たない孤児で構成された「リコリス」という女子高生に偽装した暗殺集団が、何かあった際に速やかに犯罪者を殺して回ることで日本の治安が守られていた――という陰謀論全開の設定。

で、そのリコリスの異端児が主人公(ちさと)で、彼女は卓越した洞察力と視力で射線と射撃タイミングを見抜き、至近距離から何発の銃弾を打っても当たらないというチート性能の持ち主である。しかしある時から殺しをしないと宣言し、喫茶リコリコというカフェにいわば左遷され、そこで時折ボディーガードのようなことをやったりしているという。銃撃戦に巻き込まれたときもゴム弾のような非殺傷弾を用いて戦っている。そんな中、もうひとりの主人公・たきなが、やはり失敗をやらかして喫茶リコリコに左遷されてくる――というのがアウトラインだろうか。

最初は雰囲気アニメかと思ったが、まあ色々な伏線なども出てきてけっこう面白く、結局ラストまで観てしまった。

リコリスのような少女暗殺集団だけでなく、リリベルという少年だけで構成された暗殺集団も存在するらしく、しかもリーダーの少年とちさとには明らかに因縁がありそう……といった本編でほとんど使われていない設定もあるので、上手くいけば第2期もあるのだろうな。さあ、どうなるかな。