『千年女優』@Netflix

今敏の監督作品。

関東大震災が起こった日に生まれた伝説的な大女優・藤原千代子は、もう引退して数十年が経つが、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることで、数十年ぶりにインタビューに応じる。千代子の大ファンである映像制作会社の社長・立花は、社員でカメラマンの井田と共に、インタビュアーとして千代子の自宅を訪れる。千代子は、自分が生まれた時のことや、若き日に女優として仕事を始めた頃などを、まるで映像が立ち現れるかのように話し始める――というプロローグ。

映像技術としても見せ方としても、なかなか秀逸で、なるほど、若くして亡くなったあともカルト的な人気を誇るのも頷けると思った。