インキュベ日記

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ジョージ朝倉『ダンス・ダンス・ダンスール』4巻

ダンス・ダンス・ダンスール(4) (ビッグコミックス)

ダンス・ダンス・ダンスール(4) (ビッグコミックス)

幼い頃に男性プロのバレエを見て衝撃を受けるものの、アクションの振り付けなどをやっていた亡き父の思いを汲んで「男らしく」ジークンドーをやっていた男子中学生が主人公。しかし色々あって気持ちをどうにも抑え切れなくなり、ついにバレエを学び始める……というプロローグ。

もうね、はっきり言う。

これはジョージ朝倉の代表作だね。

『カラオケ・バカ一代』『水蜜桃の夜』『ハッピーエンド』『バラが咲いた』『恋文日和』『ハートを打ちのめせ!』『少年少女ロマンス』『平凡ポンチ』と、ほとんどすり切れるように耽溺したが、『ピース オブ ケイク』と『テケテケ★ランデヴー』は完成度は高いものの耽溺というほどには至らず、一般に代表作と目されているであろう『溺れるナイフ』は(もちろん傑作だとは思うものの)個人的には少し長過ぎた。そんなこんなで、これ。

最高。もう4巻なんだけど、全くダレてない。

なお、スピリッツに連載されているようで、ちょっと男性誌を意識しているきらいがある。しかし、ところどころで感情が溢れ出すような、いや感情が花となって世界に溢れ出すような、少女漫画の技法……これがとにかくダンスに合っている。

鈴木貴博『1日10分! 戦略思考トレーニング33』

1日10分!戦略思考トレーニング33―クイズでビジネス思考力を鍛える! (日経文庫ライト)

1日10分!戦略思考トレーニング33―クイズでビジネス思考力を鍛える! (日経文庫ライト)

累計数十万部を売っている『戦略思考トレーニング』シリーズは日経文庫だが、こちらは日経文庫ライトというレーベル。文庫というよりはムック本に近い感じ。けど問題が『戦略思考トレーニング』の既刊と多くが(全問が?)重複しているなあ。こういう雑な仕事は止めてほしい。

鈴木貴博『戦略思考マスターBOOK』

写真と図解で身につく 戦略思考マスターBOOK (別冊宝島 2286)

写真と図解で身につく 戦略思考マスターBOOK (別冊宝島 2286)

基本的なコンセプトは、日経から出ている『戦略思考トレーニング』シリーズと同じ。面白いと言えば面白いんだが、正直もう飽きちゃったなあ。このシリーズに初めて触れる方には良いかも。

鈴木貴博『10年後躍進する会社 潰れる会社』

10年後躍進する会社 潰れる会社 (角川書店単行本)

10年後躍進する会社 潰れる会社 (角川書店単行本)

イノベーションを専門とする戦略コンサルタントとして、文字通り、10年後(2014年発売なので10年後は2024年)に躍進する会社と潰れる会社を「預言」してみせようという本。

預言の対象となる業界は、自動車業界・テレビ業界・エネルギー業界・外食業界・銀行業界の5つ。

鈴木貴博『ぼくらの戦略思考研究部 ストーリーで学ぶ15歳からの思考トレーニング』

わたしが最も注目している書き手である鈴木貴博の本。これは物語形式で、戦略思考を学んでいこうというものである。『戦略思考トレーニング』シリーズもそうだが、最近、この手のトレーニング本をけっこう出しているなあ。個人的には、この手のトレーニング本よりも、鋭い本をもっと出してもらいたいんだが。

Mari『love HOME the 収納』

love HOME the 収納 シンプルで美しい暮らしを作る片づけルール 決定版

love HOME the 収納 シンプルで美しい暮らしを作る片づけルール 決定版

the 収納とは大きく出たなー。

けど正直「収納」というよりは「色味」の本だと思う。もっと言うと色味レス。

徹底的に色味を排して「白」で家作りをすることでゴチャゴチャした感じがなくなる、というのが本書から学んだ最も大きな事柄である。

白色の小物が色々と紹介されているので、その点では有り難い。

Como編集部『ざっくり収納 箱やカゴにポンポン入れて“見た目キレイ”であればよし!』

この手のムック本を「本」として扱うか「雑誌」として扱うかは、いつも迷うところである。ただISBNが雑誌であっても、実際には読み捨てるのではなく継続的に読まれることを想定された作りになっているのだと思うので、多くの場合「本」として扱っている。本書も同様である。

さて本題。本書は「ざっくり収納」というコンセプトを提示している。「断捨離」だの「見せる収納」だの「ミニマリスト」だのと定期的に新しいコンセプトが出ているが、正直「見せる収納」はけっこう難しいと思う。整理整頓のセンスがないわたしのような人間が「見せる収納」をやると、ごちゃごちゃした印象をどうしても拭えない。その点、この「ざっくり収納」は、とにかく箱やカゴをシリーズで揃えて、その中にポンポン入れてしまえ、その中が雑然としていても最悪まあ良いじゃないか、という割り切った手法である。

これが結構気に入って、最近、色々とチャレンジしている。家の中の大半のモノを箱の中に入れてしまい、床にモノが置かれないようにする。それだけで綺麗に見える……正確に言えばチャレンジ途上なのだが、確かに綺麗になってきている気がする。