インキュベ日記

書評3400冊・漫画評7500冊・DVD評1000枚・動画評900話の「質より量」な記録サイト(稀に質も重視)

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千葉雅也『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)作者:千葉 雅也文藝春秋Amazon勉強に「アイロニー」だの「ユーモア」だのと独特の視点で分析・考察をしており、その意味では面白い。何か役に立ったかと問われると、うん、わたしには役に立っていない。…

中野信子『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』

世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた作者:中野 信子アスコムAmazon著者の知り合いには「頭のいい人」がたくさんいるようで、その人たちがやっている考え方や習慣を1冊にまとめた本が本書である。感想としては正直「まあまあ」という感…

千葉雅也+山内朋樹+読書猿+瀬下翔太『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』

ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 (星海社 e-SHINSHO)作者:千葉雅也,山内朋樹,読書猿,瀬下翔太講談社Amazon書店でよく見かけるので気になっていた本だが、いざ読んでみると、正直かなり人を選ぶ本だった。対談2つと対談者に寄せられた軽い文章…

読書猿『独学大全公式副読本――「鈍器本」の使い方がこの1冊で全部わかる』

独学大全公式副読本――「鈍器本」の使い方がこの1冊で全部わかる作者:読書猿ダイヤモンド社Amazon読書猿Classicという書評ブログを書いている方(読書猿という書評メルマガもあったなぁ)の新刊『独学大全』が一時期かなり話題になっていた。readingmonkey.b…

横山信弘『絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる』

絶対達成する人は「言葉の戦闘力」にこだわる作者:横山 信弘PHP研究所Amazon予材管理や超・行動、絶対達成といった方法論やキーワードでブレイクした営業コンサルタントによる新刊。率直な感想を言えば、わたしには何も響かなかった。言葉をこねくり回してい…

ちゃんはま『定時ダッシュのオニが教える超タスク管理術』

定時ダッシュのオニが教える超タスク管理術: 残業ゼロで早く帰る技術 ゼロ残 (MIKATA社)作者:ちゃんはまAmazon今年は全く本を読めていないので、リハビリも兼ねて、昨日から軽めの自己啓発やHOW TO本を読んでいくことにした。これはKindleで自費出版された本…

岡野純+佐々木正悟『マンガでわかる!タスクシュート時間術〈超入門〉』

マンガでわかる!タスクシュート時間術〈超入門〉作者:岡野純,佐々木正悟金風舎Amazon『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』を書いた人の方法論の入門書。incubator.hatenablog.comわたしの理解では、佐々木正悟という人の言っていることはシンプル…

木下肇『先輩がやさしく教えるシステム管理者の知識と実務』

先輩がやさしく教えるシステム管理者の知識と実務作者:木下 肇翔泳社Amazonパソコンって何とか、サーバって何とか、そういうところから教えてくれる入門書。もう少し運用・保守やシステム管理の業務を体系的に把握できると良かった。個人的には「まあまあ」…

中村安希『インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日』

インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日 (集英社文庫)作者:中村安希集英社Amazon評価の高い紀行文なのだが、個人的にはあまり合わず、最初の30%ぐらいは真面目に読んだもののその後は若干流し読み。

石井あらた『「山奥ニート」やってます。』

「山奥ニート」やってます。作者:石井 あらた光文社Amazon山奥ニートというコミュニティのあり方には関心を持った。でも何となく著者には良い印象を持てなかった。レンタル何もしない人だっけ、あの人と同じような感じ。ネガティブなことを詳しく書くモチベ…

星野博美『転がる香港に苔は生えない』

転がる香港に苔は生えない (文春文庫)作者:星野博美文藝春秋Amazon1997年の香港返還前後に、リアルな空気を感じるべく香港に滞在した写真家のエッセイ集。全く知らなかったのだが、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しているなど、この界隈の名作らしい。イ…

服部正也『ルワンダ中央銀行総裁日記 増補版』

ルワンダ中央銀行総裁日記 [増補版] (中公新書)作者:服部正也中央公論新社Amazon服部正也は日本銀行出身の銀行家である。国際通貨基金(IMF)から依頼を受けて1965年から6年間ルワンダの中央銀行総裁として経済再建・通貨改革に尽力。日本人として初めて世界…

梶尾真治『たゆたいエマノン』

たゆたいエマノン (徳間文庫)作者:梶尾真治徳間書店Amazonエマノンシリーズ第六弾。今のところ最新作かな。短編集なのだが、ヒカリという重要キャラクターが出てきて、続きものの話もある。相変わらずエマノンはミステリアスで面白い。

梶尾真治『うたかたエマノン』

うたかたエマノン (徳間文庫)作者:梶尾真治徳間書店Amazonエマノンシリーズ第五弾。ゴーギャンとかラフカディオ・ハーンが出てきて、ゾンビも出てきて、エマノンと珍道中を繰り広げるという、これまでにあまり無いテイストかも。エマノンという切り口で色々…

梶尾真治『ゆきずりエマノン』

ゆきずりエマノン (徳間文庫)作者:梶尾真治徳間書店Amazonエマノンシリーズ第五弾だったが、第四弾になった。どういうことだと思われるかもしれないが、経緯はこうだ。元々『おもいでエマノン』『さすらいエマノン』『かりそめエマノン』『まろうどエマノン…

デイヴィッド・パトリカラコス『140字の戦争 SNSが戦争を変えた』

140字の戦争 SNSが戦場を変えた作者:デイヴィッド パトリカラコス早川書房Amazon近年はマスコミ報道よりもTwitterの方が、戦争の状況をリアルに伝えるなんてことがよくある。それだけでなく、Twitterでの一般人のつぶやきを元に世論が決定的に変わり、革命が…

澤村伊智『予言の島』

予言の島 (角川ホラー文庫)作者:澤村伊智KADOKAWAAmazonどこで情報を得たのか全く記憶にないが、いつの間にか購入してKindleに入れていたミステリ作品。いわゆるオカルト・霊能力・スピリチュアルを題材としたテレビ番組が90年代とかは本当に多かったし、雑…

柞刈湯葉『人間たちの話』

人間たちの話 (ハヤカワ文庫JA)作者:柞刈 湯葉早川書房Amazon作者名は「いすかりゆば」と読むらしい。以前、カクヨムという小説投稿サイトに書いた『横浜駅SF』でデビューした作家ということは何となく知っている。カクヨムははてなが作っているサイトだから…

米澤穂信『黒牢城』

黒牢城 (角川書店単行本)作者:米澤 穂信KADOKAWAAmazon戦国時代の武将・大名である荒木村重を主人公とした歴史ミステリ、ということになるだろうか。荒木村重は織田信長に反旗を翻し、1年余りの間対抗していた史実がある。またその頃、翻意を促すよう説得し…

伊坂幸太郎『逆ソクラテス』

逆ソクラテス (集英社文芸単行本)作者:伊坂幸太郎集英社Amazon小学生を主人公とした短編集。伊坂幸太郎については、初期の作品は熱心に読んでいたが、あまりにコンスタントに出るので、何となく追いつけなくなってしまった。多作なのは本来、良いことなんだ…

斎藤幸平『人新世の「資本論」』

人新世の「資本論」 (集英社新書)作者:斎藤幸平集英社Amazon脱成長というキーワードはなるほどと思うけど、さてそれで幸せになる人が果たしてどの程度いるか。わたしはとにかく、相続税の圧倒的強化と、金融資産課税の創設、それから土地本位制にメスを入れ…

魚住りえ『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読』

話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読作者:魚住 りえ東洋経済新報社Amazon朗読のメリットは確かに伝わったけど、何となく変わる気がしない。わたしは声が高いので、もっと低い声で話したいんだけども。

ブレット・キング『BANK4.0 未来の銀行』

BANK4.0 未来の銀行作者:ブレット・キング東洋経済新報社Amazon従来型の銀行の時代遅れ感は凄く伝わってくるので、その意味では良書。ただ最近、欧米のビジネス書(というよりもノンフィクション全般か?)を読んでいて凄く気になるのが、とにかく冗…

はやみねかおる『めんどくさがりなきみのための文章教室』

めんどくさがりなきみのための文章教室作者:はやみねかおる飛鳥新社Amazon児童書を書いている作家による文章教室。元々小学校の先生だったということもあり、先生が言いそうなアドバイスが結構多い。読書が必須とか、新聞を読めとか。わたしは読書はさること…

保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)作者:保坂和志中央公論新社Amazonこの本はかなり以前に読んだ気もするのだが、改めて読んでみた。保坂和志という人は、とにかく素直にモノを考えたりすることが嫌いだしできなくて、何だかんだうだうだと理屈…

トレヴァー・ノートン『世にも奇妙な人体実験の歴史』

世にも奇妙な人体実験の歴史 (文春文庫)作者:トレヴァー・ノートン文藝春秋Amazon高校以来の友人に教えてもらった本。科学とは何か? 科学的とはどういうことか? これはなかなか深遠な問いである。一貫した法則や再現性があることを科学ないし科学的と呼ぶ…

らぴ『小説家になりたい人のための教科書』

小説家になりたい人のための教科書: 初心者向けの小説の書き方&作り方(創作ガイドブック) 作家の味方プロジェクト作者:らぴ発売日: 2020/12/04メディア: Kindle版ちょっとした文章例を使って、物語論、特に構成についての理論やフレームワークを学んでい…

上野郁恵『才能に頼らない文章術』

才能に頼らない文章術作者:上野郁江発売日: 2018/11/19メディア: Kindle版現エディトリアル・コンサルタントという肩書だが、要するに元編集者のようだ。チェックシートを使いながら文章力を上げていきましょうという本。Amazonでは評判も良く、熱量の高いレ…

吉田昌生『脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法』

脳パフォーマンスがあがるマインドフルネス瞑想法作者:吉田昌生主婦の友社Amazon書名の通りだが、マインドフルネス瞑想法についての本。大変残念なご報告だが、今回もピンと来なかった。この手の身体感覚に依存するような本は、わたしの場合、いくら読んでも…

Atsu『パラフレ英会話』

パラフレ英会話作者:ATSUディーエイチシーAmazon はじめに 先日来、英語を再度(そしておそらく最後の覚悟で)トレーニングしようと頑張っている。いや、「頑張っている」とキラキラした目で言うには若干の語弊もあって、正直遅々として進んでいないが、「わ…