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ジェーン・スー『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』

貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 (幻冬舎文庫)作者:ジェーン・スー幻冬舎Amazon名作エッセイとなっているらしい。確かに面白いっちゃ面白いんだが、面倒な人だなという思いも強い。いわゆる中年の心の中にある性的な意識を取り扱っているというか何と言…

鈴木祐『最強のコミュ力のつくりかた』

【Amazon.co.jp 限定特典付】最強のコミュ力のつくりかた (扶桑社BOOKS)作者:鈴木 祐扶桑社Amazon出たら大抵買っているし読んでいるお気に入りのライター。10万本以上の科学論文を読み、600人を超える海外の学者や専門医師へのインタビューをしているそ…

丹治信春『実践!クリティカルシンキング』

実践!クリティカル・シンキング (ちくま新書)作者:丹治信春筑摩書房Amazon良くも悪くも「実践!」であり、入門書じゃないかも。ただし不親切というわけではない。例題なんかもあるしね。

佐宗邦威『じぶん時間を生きる TRANSITION』

じぶん時間を生きる TRANSITION (あさま社)作者:佐宗邦威英治出版Amazon「効率化するほど時間に追われる」という帯の一節が気になり手に取った――のだが、読み進めるにつれて違和感を持った。帯には「資本主義から自由になる」とも書かれていたが、この人は資…

安川康介『科学的根拠に基づく最高の勉強法』

科学的根拠に基づく最高の勉強法作者:安川 康介KADOKAWAAmazon最近流行りの、学術的なエビデンスのある方法を紹介する本。テーマは「勉強法」で、巷でよく言われている「再読」「線を引いたり書き込みをしたりしながら読む」「ノートにまとめる」は全て科学…

沢木耕太郎『バーボン・ストリート』

バーボン・ストリート (新潮文庫)作者:耕太郎, 沢木新潮社Amazonルポなどを書かせたら並ぶ者のない書き手である沢木耕太郎の名作エッセイ。ルポよりもずっと肩の力が抜けて、ふんわりと楽しめる。

佐々木亮『インパクト評価 社会的インパクト評価のために』

インパクト評価 社会的インパクト評価のために作者:佐々木亮Independently publishedAmazonわりとガチの本。わたしが直接的に本書の内容を使いこなすのは厳しいかな。部分部分では役に立ちそう。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社『CSV経営による市場創造』

CSV経営による市場創造: CSVアプロ-チでステ-クホルダ-とのWin-Win関係構築日科技連出版社Amazonオムロン、武田薬品工業、住友化学、ローソンといったCSV経営や統合報告の先進事例が紹介。まあまあ。

鈴木祐『天才性が見つかる才能の地図』

天才性が見つかる 才能の地図 (きずな出版)作者:鈴木 祐PHP研究所Amazon 著者について 本書について 才能とは? 第1部 問題編 第2部 解決編 著者について著者の鈴木祐は、心理・健康・科学などビジネスパーソンに役立ちそうな科学論文をめちゃくちゃ読み、そ…

一般社団法人スポーツと都市協議会+花内誠+伊坂忠夫『ASC叢書4 スポーツが変わる未来/変える未来』

2050年のスポーツースポーツが変わる未来/変える未来 (ASC 叢書4)作者:伊坂 忠夫,花内 誠,山浦 一保,上野 直彦,萩原 悟一,冨田 英司,阿部 俊彦,高松 平藏,上林 功晃洋書房Amazonテクノロジーとスポーツ、宇宙とスポーツ、バーチャルスポーツ、人権とスポーツ…

一般社団法人スポーツと都市協議会+花内誠+伊坂忠夫『ASC叢書5 都市とスポーツ』

都市とスポーツ (ASC叢書第5巻)作者:花内 誠、伊坂 忠夫晃洋書房Amazonシンポジウムの内容をまとめたものらしいのだが、「都市とスポーツ」というテーマで、大半が部活動。そして全体の補助線として、いきなり冒頭で柄谷行人『世界史の構造』が持ち出され…

一般社団法人スポーツと都市協議会+花内誠『ASC叢書3 スポーツビジネスの「キャズム」 新リーグ、新チームの成功と失敗を分けるマーケティング理論』

スポーツビジネスの「キャズム」―新リーグ,新チームの成功と失敗を分けるマーケティング理論― (ASC 叢書3)作者:花内 誠,徳田 昭雄,上田 滋夢,萩原 悟一,藤本 淳也,和田 由佳子,横山 暁晃洋書房Amazonスポーツビジネスを「キャズム」というキーワードで紐解い…

一般社団法人アリーナスポーツビジネス協議会+花内誠『ASC叢書2 スポーツアドミニストレーション論 スポーツビジネスの最先端から学ぶ理論と実際』

スポーツアドミニストレーション論 (ASC叢書2)作者:花内 誠晃洋書房AmazonASC叢書というスポーツビジネスについてまとめたシリーズが出ているので、その中で興味があるものをいくつか買ってみた。本書は、青学での寄附講座を基にした書籍らしい。本屋に丸一…

EY新日本有限責任監査法人『最新スポーツビジネスの基礎 第2版』

最新スポーツビジネスの基礎(第2版) -スポーツ産業の健全な発展を目指して- (スポーツの未来を考える 2)同文舘出版AmazonEYが書いたスポーツビジネスの解説書。色々とインプットしてきて段々わかってきたのだが、スポーツビジネスは今、変化のスピードが早く…

久保田圭一『究極の"コト消費"であるスポーツビジネス 成功のシナリオ』

究極の“コト消費”であるスポーツビジネス 成功のシナリオ作者:久保田 圭一日経BPAmazon著者はアビームのSport & Entertainment セクター長・執行役員という立場の方らしい。近年アビームに限らずコンサルティングファームはスポーツビジネスの支援、さらに自…

米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』

冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)作者:米澤 穂信東京創元社Amazon米澤穂信が出しているシリーズはいくつかあるが、その小市民シリーズがやっと完結した。『春期限定いちごタルト事件』、『夏期限定トロピカルパフェ事件』、『秋期限定栗きんとん…

宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』

成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ作者:宮島未奈新潮社Amazon『成瀬は天下を取りにいく』の続編。incubator.hatenablog.com先日の感想では、成瀬シリーズを「日常系ミステリからミステリを抜いたような」と若干アレな感じで形容した。ただ日常系ミステ…

中野瑞樹『中野瑞樹のフルーツおいしい手帳』

中野瑞樹のフルーツおいしい手帳作者:中野 瑞樹河出書房新社Amazon元々は東大工学部の教員だったそうだが、フルーツ研究家として独立。フルーツは甘いから食べ過ぎたら良くない云々という話がどこまで本当かを調べるため、自分自身を実験体として、2009年か…

古賀史健『さみしい夜にはペンを持て』

さみしい夜にはペンを持て作者:古賀史健ポプラ社Amazon「文章を書くこと」が、人生においていかに救いとなるか?本書で詳しく説明されているように、「思う」ことと「考える」ことは違う。構造化せずに思ったことを思ったまましゃべること、それにも一定の価…

五藤隆介『アトミック・リーディング 読むことと書くことから考える読書術』

アトミック・リーディング: 読むことと書くことから考える読書術作者:五藤隆介Amazon『アトミック・シンキング』という本に凄く刺激を受けたので、続編となる『アトミック・リーディング』も読んでみたのだが、個人的には全然ピンと来なかった。もう少し正確…

中尾篤史『経理業務のBPO活用のススメ』

経理業務のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)活用のススメ~新しい経理部門が見えてくる50のポイント~作者:中尾 篤史税務研究会出版局Amazon良くも悪くも経理業務に絞った話。経理マンとしては良い本なのかもしれないが、BPOを包括的に検討・推…

志田晶『数学の勉強法をはじめからていねいに』

数学の勉強法をはじめからていねいに (東進ブックス TOSHIN COMICS)ナガセAmazon漫画形式なのだが本質的に本であると判断して、書籍の読了数としてカウント。勉強法の本なので、数学の知識はなくとも読める。数学の問題を解くのに重要なのは「ひらめく力」で…

玉村雅敏『ソーシャルパワーの時代 「つながりのチカラ」が革新する企業と地域の価値共創(CSV)戦略』

ソーシャルパワーの時代 「つながりのチカラ」が革新する企業と地域の価値共創(CSV)戦略産学社Amazon『ソーシャルインパクト 価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える』の続編。前作同様、事例は豊富。また前作よりは概念的な記述がある。しかし、…

玉村雅敏+横田浩一+上木原弘修+池本修悟『ソーシャルインパクト 価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える』

ソーシャルインパクト 価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える作者:玉村 雅敏,横田 浩一,上木原 弘修,池本 修悟産学社AmazonCSV的な事例をまとめたものだが、事例紹介にとどまるものが多い。近年この取り組みへの注目度は高まっているので、単なる…

柳井正+名和高司+DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部『世界一の企業を目指すならCSVは当然である』

世界一の企業を目指すならCSVは当然である[インタビュー] DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文作者:柳井 正,名和 高司ダイヤモンド社Amazon名和高司が柳井正にCSV経営についてインタビューするという建て付けで、良い意味で平易。ユニクロがグラミン…

宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』

成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ作者:宮島未奈新潮社Amazon本屋大賞を受賞した本らしい。何となくキャッチーな感じがして、手に取ったが、なるほど。読んだ感想を一言で書くと「日常系ミステリからミステリ要素を抜いた作品」って感じ。こう書くと…

玉村雅敏+小島敏明『東川スタイル 人口8000人のまちが共創する未来の価値基準』

東川スタイル 人口8000人のまちが共創する未来の価値基準産学社Amazon旭川の近くで冬はマイナス30度になる東川という8,000人規模の街を紹介した本。意識が高い街だというのはよくわかった。こういう街の方が良いなと思いつつ、車前提の街だとわたしは住めな…

船井総合研究所『このビジネスモデルがすごい!2』

このビジネスモデルがすごい!2――時代が変化しても持続的に成長する企業は何が違うのか?作者:船井総合研究所あさ出版Amazon全国の中小企業を訪問しまくっている船井総研のコンサルタントたちが、優れたビジネスモデルを有している中小企業をグレートカンパ…

船井総合研究所『このビジネスモデルがすごい!』

このビジネスモデルがすごい!―――グレートカンパニー研究からわかった優秀企業の条件作者:船井総合研究所あさ出版Amazon全国の中小企業を訪問しまくっている船井総研のコンサルタントたちが、優れたビジネスモデルを有している中小企業をグレートカンパニー…

石川善樹『考え続ける力』

考え続ける力 (ちくま新書)作者:石川善樹筑摩書房Amazon『問い続ける力』の続編。incubator.hatenablog.com前著『問い続ける力』は、「考える」ためには「問う」ことが不可欠だという前提があったが、本書は「考える」ことそのものに深堀りしていくという前…