真鍋昌平『九条の大罪』9〜11巻

九条の大罪(9) (ビッグコミックス)作者:真鍋昌平小学館Amazonこの人の残虐描写は凄いな。まさか弁護士漫画でここまでとは……。なんか主人公が捕まっちゃったりして、クライマックスも近い感じがする。

平未夜+之貫紀+ttl『Dジェネシス ダンジョンが出来て3年』1〜5巻

Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 (1) (角川コミックス・エース)作者:平 未夜KADOKAWAAmazon突如、世界中の幾つかの地区に「ダンジョン」が生まれ、ダンジョン内は魔物が徘徊し、倒すと超常のアイテムをドロップし、稀にスキルオーブと呼ばれる異能を…

黒田高祥+仁藤砂雨『豚の復讐』1〜7巻

豚の復讐 1巻 (ゼノンコミックス)作者:黒田高祥,仁藤砂雨コアミックスAmazon「顔が豚に似ている」とのことで幼少時から酷いイジメに会ってきた少年が、特別なチートなどが何もない状態で異世界にタイムスリップする。早速死んだかと思いきや、豚顔だったため…

西尾裕太『下北沢バックヤードストーリー』全3巻

下北沢バックヤードストーリー コミック 全3巻セット作者:西尾雄太KADOKAWA/角川書店Amazon古着屋の店主として働く主人公が、職場恋愛をしていた彼女に出て行かれてしまう。自分に何か欠けているものがあり、彼女がそれに気づいてほしいと思っていることまで…

矢野友理+STUDY HACKER『数学嫌いの東大生が実践していた「読むだけ数学勉強法」』

[STUDY HACKER]数学嫌いの東大生が実践していた「読むだけ数学勉強法」作者:矢野 友理マイナビ出版Amazonまるで「なろう系の小説」のような書名だ。タイトル以上の内容はない。問題を解くのではなく、ひたすら参考書を読むことで、参考書を高速で回せると…

風流小茄子『Kindle作家のための誤字脱字完全攻略ガイド』

Kindle作家のための誤字脱字完全攻略ガイド: もう怖くない! 僕はどうやって誤字脱字の悩みに向き合ったのか?作者:風流 小茄子Amazonわたしの部下に、めちゃくちゃ誤字脱字をやらかす人間がおり、正直ものすごくストレス。わらにもすがる思いで読んでみたが…

松永光弘『ささるアイディア なぜ彼らは「新しい答え」を思いつけるのか』

ささるアイディア。:なぜ彼らは「新しい答え」を思いつけるのか誠文堂新光社Amazon20人ぐらいの人が、デザイン論やアイディア論を開陳する本。まあまあ。悪くはないんだけど、正直ふんわりしてるんだよね。

宮本道人『古びた未来をどう壊す?~世界を書き換える「ストーリー」のつくり方とつかい方~』

古びた未来をどう壊す?~世界を書き換える「ストーリー」のつくり方とつかい方~作者:宮本 道人光文社Amazon単に書名が格好良くて何となく気になったから買ったのだが、中身は「SF思考」の本。わたし自身SF思考の本を何冊か読んでいるし、世の中的にも最近…

小沼敏郎『アイデアの育て方』

アイデアの育て方作者:小沼 敏郎東急エージェンシーAmazonわたしは電子書籍で読んだから気づかなかったが、「分量少ないな?」と思ってAmazonでチェックしたら、かなり小ぶりの本らしい。14日間かけて以下のようなことを検討しましょうという本なのだが、書…

尾田栄一郎『ONE PIECE』107巻

ONE PIECE モノクロ版 107 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:尾田栄一郎集英社Amazon驚くほどゴチャついてるなぁ。先日1巻から106巻まで一気読みしたときには感じなかったんだが、数ヶ月ほど間を置くだけで、もう何が何だか話についていけない。元々その「ゴ…

篠原健太『ウィッチウォッチ』13〜14巻

ウィッチウォッチ 13 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:篠原健太集英社Amazonウィッチウォッチ 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:篠原健太集英社Amazon少年ジャンプでは避けられない「唐突なバトル漫画化」がやってまいりました。いや、正確には唐突では…

青木潤太朗+森山慎『鍋に弾丸を受けながら』4巻

鍋に弾丸を受けながら 4 (カドカワデジタルコミックス)作者:森山 慎KADOKAWAAmazon危険地域や僻地で食べるブッ飛んだ激ウマ料理を紹介するエッセイ漫画、という体を取った漫画。「という体」という但し書きをつけているのは、作者が二次元に触れすぎたせい…

くじらじーお+陽波ゆうい『異世界最高峰のギルドリーダー』1巻

異世界最高峰のギルドリーダー1 ~ギルド最弱の僕だけど、ギルメン全員の愛が重くてギルドをやめられません~ (角川コミックス・エース)作者:くじらじーおKADOKAWAAmazonテンプレ展開である「追放モノ(無能扱いされてパーティーから追い出されるけど実は主…

石塚真一『BLUE GIANT EXPLORER』9巻

BLUE GIANT EXPLORER(9) (ビッグコミックス)作者:石塚真一小学館Amazon今日はネタバレあり。その前提で。最も泣いた漫画は何だろうか?いくつかある。しかし、おそらく恵三朗+草水敏『フラジャイル 病理医岸京一郎の所見』ではないかと思う。もう嗚咽す…

篠原信『思考の枠を超える 自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法』

思考の枠を超える 自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法作者:篠原信日本実業出版社Amazon丁寧に書かれているものの、なんか硬いな。思い込みや経験からくる固定観念によって作られる思考の枠を、思惑にかけて「思枠」と表現しているとこ…

青木亮作(TENT)『アイデアとかデザインとか』

アイデアとかデザインとか作者:青木 亮作(TENT)翔泳社Amazon治田将之と著者の青木亮作が2011年にTENTというクリエイティユニットを立ち上げたらしい。プロダクトデザイナーのことは正直あまり知らないが、本書を読むと、何となく親近感が沸く。何となくね…

大崎善生『将棋の子』

将棋の子 (角川文庫)作者:大崎 善生KADOKAWAAmazon『聖の青春』を書いた元将棋雑誌編集者による、奨励会に挑み、そして敗れた人々にスポットライトを当てた傑作。www.shogi.or.jpja.wikipedia.org奨励会とは、プロ棋士養成機関である。東西に分かれてプロ志…

村井龍生『超基本!新商品アイデアの出し方』

超基本! 新商品アイデアの出しかた作者:村井 龍生すばる舎Amazon新商品アイデアの出し方と書かれているが、発想法などではなく、ステップ論。最近この手の新規事業や新サービスに関する本をよく読んでいるし、これからも読もうと思っているのだが、正直あま…

久保孝稔『How To STARTUP イノベーションを起こすビジネスアイデアの育て方』

How To STARTUP――イノベーションを起こすビジネスアイデアの育て方作者:久野孝稔あさ出版AmazonOODAだのVUCAだのと、要は不確実性の高まっている現代でどうビジネスアイデアを出せば良いかを論じた本。まあまあ。

『トップポイント』2024年2月号

雑誌の紹介 掲載された本の一覧 リチャード・P・ルメルト『戦略の要諦』 近藤哲朗+沖山誠+鈴木寛『政策図解』 雑誌の紹介毎月10冊の要約(新刊8冊・ロングセラー2冊)と8冊のプチ要約が載っている、ビジネス書の要約雑誌。www.toppoint.jp掲載された本の一…

久遠まこと+石のやっさん『勇者に全部奪われた俺は勇者の母親とパーティを組みました!』1〜2巻

勇者に全部奪われた俺は勇者の母親とパーティを組みました! 1 (MFC)作者:久遠 まことKADOKAWAAmazon勇者に全部奪われた俺は勇者の母親とパーティを組みました! 2 (MFC)作者:久遠 まことKADOKAWAAmazonまあまあ。幼馴染の男女5名でパーティーを組んで冒険…

伊予嶺つく+みょん『異世界で配信活動をしたら大量のヤンデレ信者を生み出してしまった件』1〜2巻

異世界で配信活動をしたら大量のヤンデレ信者を生み出してしまった件(1) (角川コミックス・エース)作者:伊予嶺 つくKADOKAWAAmazon異世界で配信活動をしたら大量のヤンデレ信者を生み出してしまった件(2) (角川コミックス・エース)作者:伊予嶺 つくKAD…

岩田雪花+青木裕『株式会社マジルミエ』9〜10巻

株式会社マジルミエ 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:岩田雪花,青木 裕集英社Amazon株式会社マジルミエ 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:岩田雪花,青木 裕集英社Amazon9巻と10巻はおもくそターニングポイント。ネタバレになるから書きづらいが、何と…

石原千秋『読者はどこにいるのか 読者論入門』

読者はどこにいるのか; 読者論入門 (河出文庫)作者:石原千秋河出書房新社Amazon本書について小説を読むを読むとはどういうことなのか?小説を読む人すなわち読者とは何なのか?読者は、小説に対してどこまで自由な読みが許されるのか?――これを考えるのが読…

亀田啓一郎『自力で目標達成できる「ヨミ表」マネジメント』

自力で目標達成できる「ヨミ表」マネジメント作者:亀田啓一郎クロスメディア・パブリッシング(インプレス)Amazonリクルートでは営業管理表を「ヨミ表」と読んでいるそうで、その内実を露わにした本である。それだけで一冊にする本なので、どれだけのものか…

安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』

頭のいい人が話す前に考えていること作者:安達 裕哉ダイヤモンド社Amazonうーん。まあまあ……なのかな。いつ、なぜ買ったのかあまり覚えていなかったのだが、いざ読むと、個人的にはほとんど心が揺さぶられなかった。回りくどくて。新卒や若手には良いのかも…

佐藤優『それからの帝国』

それからの帝国作者:佐藤 優光文社Amazon佐藤優はこれまで自伝的ノンフィクションを10冊近く出している。その中でも代表作は、本書の「まえがき」で紹介されているように『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』『自壊する帝国』『先生と私』『十五の夏…

今野敏『夜 隠蔽捜査10』

一夜―隠蔽捜査10―作者:今野敏新潮社Amazon隠蔽捜査シリーズの最新刊。今回は売れっ子作家の誘拐というセンセーショナルな内容。しかし主人公は相変わらず……つまり相変わらずの面白さである。永遠に続いてほしいわこれ。

こうの史代『かっぱのねね子』

かっぱのねね子 こうの史代小品集作者:こうの 史代朝日新聞出版Amazon最近の作品の中では凄く面白い。こうの史代らしい、のほほんとした笑いがある。こういうのをどんどん描いてほしいなあ。昔の作品の続きでも十分。百人一首がどうの、古事記がどうの、鳥獣…

こうの史代『ギガタウン 漫符図譜』

ギガタウン 漫符図譜作者:こうの 史代朝日新聞出版Amazon漫画表現で使う「漫符」を、鳥獣戯画で解説するという作品。いや、面白い!面白いんだが、ひねりすぎだろ……。もう少しシンプルに楽しませてくれないかなー。