中山七里『超合理的!ミステリーの書き方』

超合理的! ミステリーの書き方 (幻冬舎新書)作者:中山七里幻冬舎Amazonミステリー作家らしいが、かなりブッ飛んでいて、これは真似できない。頭の中で考えた後は書き出すだけなので遂行もほとんど不要ですよね、とか、優先順位をつけたらいくらだって時間作…

白梅ナズナ+まきぶろ+紫真依『悪役令嬢の中の人 断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします』1〜5巻

悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~: 1【イラスト特典付】 (comic LAKE)作者:白梅 ナズナ,まきぶろ,紫 真依一迅社Amazonかなりテクニカルな設定で、凡百のなろう系とは大きく異なる。大ファンであるRPG系乙女ゲーム…

小林有吾『アオアシ』38巻

アオアシ(38) (ビッグコミックス)作者:小林有吾小学館Amazonこの作品に最近感じるところはもう明白で、面白いんだけど、物足りない。何を言っているかというと、展開がもう金太郎飴のように同じなのである。試合中に敵が強くて、主人公が凹み、でも主人…

堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』42巻

僕のヒーローアカデミア 42 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:堀越耕平集英社Amazon完結。作品単体として見た際、個人的には、スピンオフである古橋秀之+別天荒人+堀越耕平『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』のほうが圧倒的に完成されて…

森川ジョージ『はじめの一歩』142巻

はじめの一歩(142) (週刊少年マガジンコミックス)作者:森川ジョージ講談社Amazonいつもの『はじめの一歩』らしい展開。これは否定ではなく、むしろ肯定表現である。試合を通じて、あるいは試合に至る過程でお互いの人間性が炙り出され、可能性が引き出…

鹿成トクサク+無敵ソーダ『みょーちゃん先生はかく語りき』7巻

みょーちゃん先生はかく語りき(7) (ヤングマガジンコミックス)作者:鹿成トクサク,無敵ソーダ講談社Amazon7巻まで来ても構造や展開は同じで、生徒に慕われている保険の先生が、同僚としゃべったり生徒の悩みに付き合ったりする感じで、適度な下ネタが挿入…

売野機子『ありす、宇宙までも』2巻

ありす、宇宙までも(2) (ビッグコミックス)作者:売野機子小学館Amazon第一言語と第二言語のどちらも未発達で、深く考えたり自分の感情を表したりするのが苦手なセミリンガルが、宇宙飛行士を目指すという物語。この手の素朴な人材が周囲の心を打つという…

小坂泰之『放課後ていぼう日誌』13巻

放課後ていぼう日誌 13 (ヤングチャンピオン烈コミックス)作者:小坂泰之秋田書店Amazon13巻まで来たが相変わらず面白い。けどもう少し大きな展開が欲しい気もする。

加賀田裕之『図解でよくわかる!営業は台本が9割』

図解でよくわかる! 営業は台本が9割作者:加賀田 裕之きずな出版Amazon何となく気になって買ってみたが、高度なソリューション営業には使えないと思う。顧客に考えさせてはならないという発想が、交渉相手と最終意思決定者が同じ場合を想定した少額商品でしか…

三宅香帆『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを伝えたいのに「やばい!」しかでてこない』

「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない (ディスカヴァー携書)作者:三宅香帆ディスカヴァー・トゥエンティワンAmazonタイトルに何となく共感したから買ってみたが、内容は、まあまあ。自分の言葉で書けっつった…

インキュベ日記ベストセレクション2024

“極私的” 年間ベスト 食わず嫌い、そして読書を楽しむこと 百田尚樹『海賊とよばれた男』 小説 井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 〜Brother編〜』 井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 〜Sister編〜』 宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈『成瀬は信…

百田尚樹『海賊とよばれた男(下)』

海賊とよばれた男(下) (講談社文庫)作者:百田尚樹講談社Amazon出光興産の創業者をモデルにした小説。どうやらわたしは百田尚樹のことを「食わず嫌い」していたようで、いざ読むとめちゃくちゃ面白くてビビった。めちゃくちゃ目頭が熱くなる。他の作品も読…

兎野卵『いきなり1行目から書く物語制作術』

いきなり1行目から書く物語制作術 創作実践シリーズ作者:兎野 卵Amazon質・量ともにブログの延長。まあまあ。

上月亮+津覇圭一+草下シンヤ+神里純平『ゴールデンドロップ』7巻

ゴールデンドロップ(7) (ヤングマガジンコミックス)作者:津覇圭一,上月亮,草下シンヤ,神里純平講談社Amazon闇金ウシジマくんや全盛期の山本英夫を彷彿とさせる暴力描写で、なかなかエッジが効いている制作陣。覚醒剤という今どき「ではない」モチーフだが…

森薫『乙嫁語り』15巻

乙嫁語り 15巻 (青騎士コミックス)作者:森 薫KADOKAWAAmazon相変わらず絵が最強すぎて、森薫という作家は本当に凄い。この巻でも、進まないように見えて地味〜に話が進んでおり、ほんと面白いわ。