西岡直樹『インドの樹、ベンガルの大地』

俺の大好きな異文化エッセイ。実際に行けなくても、著者の筆力次第では読者が異文化を疑似体験することも十分に可能だと思う。この人は、飾らない文章ではあるし名文家であるかどうかも微妙だが、インドの田舎やベンガル地方のノンビリした雰囲気を、俺にリアルに教えてくれる人である。こういう本を読むと、1ヶ月くらいノンビリ旅行してみたいなあと思うなあ。