河合香織『セックスボランティア』

セックスボランティア

セックスボランティア

身体障害者知的障害者に対する性交や自慰に係るボランティアを取材したものである。言うまでもなく非常にデリケートな問題を含んでおり、あまり興味本位で読んで面白いものではない。著者も、色々と悩んだりエクスキューズしたりはしているが、それでも、非常に危ういことを言っている箇所が幾つもあったように思えた。また、この本の経緯やコンセプト自体、どうにも釈然としないものがある。