綱本将也+ツジトモ『GIANT KILLING』3巻

GIANT KILLING(3) (モーニング KC)

GIANT KILLING(3) (モーニング KC)

イングランド5部のアマチュアクラブを、FAカップでベスト32に導き、プレミアリーグポーツマスをギリギリまで追い詰めた若手監督が、低迷する古巣のクラブ・ETU(East Tokyo United)の監督として舞い戻る――という物語。
まだサポーターからもチームからも信頼を得られていないが、輝きを放った現役時代を知るフロントのサポートもあって、何とか開幕までこぎつける。しかし

まー見てなって
この国の今年のサッカー界……
俺が面白くしてやるよ

とか言っておきながら、開幕戦では4対0で敗退! まあ今までの流れからして、そんなに順調に行くわけではないとは思っていたが、何の策も練っていないように見える。それでもなお、主人公はビッグマウスは引っ込めない。この作品は、サッカー漫画の中で今いちばん面白いのではないだろうか。必読!