安藤慈朗+かとりまさる『しおんの王』1巻

しおんの王(1) (アフタヌーンKC)

しおんの王(1) (アフタヌーンKC)

月刊アフタヌーンで連載されていた漫画。幼い頃に目の前で両親を殺されて喋れなくなった主人公の安岡紫音、母の治療費を手っ取り早く稼ぐために(男なのだが性別を偽って)女流棋士として活動する斉藤歩、若い名人に憧れる二階堂沙織――という3人の女流棋士を中心にストーリーが展開される。また主人公の両親を8年前に殺害した殺人犯をめぐるサスペンスタッチのストーリーがミックスされている。将棋漫画と社会派サスペンスの合体は「え〜」という感じだったが、なかなか面白い。
しかし原作を担当するかとりまさるという人物は、林葉直子ペンネームらしい。知りたくなかった。まあ作品自体は面白いので、それで良いっちゃ良いんだが。