『広島アスリート』2009年3月号


広島東洋カープとサンフレッチェ広島の情報マガジン。
今月号の特集は「昇鯉の春」である。わかるようなわからんような感じだが、要は春季キャンプの特集である。広島アスリートが設定した(現段階での)今年の戦いのポイントは「三遊間」「スピード」「先発ローテ」の3つである。
まず「三遊間」については、広島の内野陣については、一塁は栗原、二塁は東出でほぼ確定だ。残る三塁と遊撃を、石井琢・梵・小窪・木村・シーボル・喜田剛・廣瀬・松山といった数多くの陣容がレギュラーを目指してしのぎを削っている。横浜で2307安打を放った石井琢と今月号の表紙を飾った梵は全国区の選手だが(梵は準全国区かも?)、まだまだ知名度の低い小窪・喜田剛・廣瀬あたりも、個人的には大注目の選手である。広島アスリートを読むようになってから、こういった全国メディアになかなか登場しない選手にも強い愛着が沸くようになってきた。広島ファンとしては三遊間に5人とも配置したいくらいである。
続いて「スピード」については、これはもう新球場の影響が極めて大きい。個人的には前田と緒方もまだまだレギュラーで使ってほしいのだが、ブラウン監督の機動力重視の方針は変わらないだろう。内野陣もそれぞれ走力や走塁技術を持った選手が多いが、やはりスピード野球について最も期待するのは赤松だろう。12球団屈指の走力を持った選手なので、今年はブレイクするんじゃないだろうか。赤松にはぜひ、阪神のフロントに地団駄を踏ませてほしい。
最後に「先発ローテ」についてだが、正直これは心許ない。ルイスと大竹の二本柱になるが、二本目の柱である大竹が既に心許ない。高橋建がメジャーに移籍したから、三本目の柱は前田健(マエケン)になるかな。ルイス以外はマイナーだし、ルイスだって今年も去年のように活躍できる保証はない。そのような中で俺が期待したいのは、ルーキーの小松である。ここまで層が薄いと開幕ローテもあるよ!
まあ俺が名前を挙げた広島の選手なんて、ほとんどの人は全然わからないだろうなあ。俺も広島アスリートを読み始めるまでは、ほとんどわからなかったし。でも(投手陣はともかく)今年の野手陣は例年になく面白い陣容だ。はっきり言うが、まさかのAクラス入りは夢でなく現実的な目標だと宣言する。今年の広島には大注目してください!www.fujisan.co.jp
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