植芝理一『夢使い』6巻

夢使い(6) (アフタヌーンKC)

夢使い(6) (アフタヌーンKC)

前半は「鉱物の聖母」編のラストを収録、後半は「影の女」編を収録。夜毎寝床にやってくる影だけの少女を「夢使い」の力を借りて捕まえてみたら、隣に住む幼馴染の少女だった、というプロローグ。これはけっこう好きなエピソードだな。
ところで、植芝理一の描く女の子は実に可愛いし、フェティッシュなこだわりも好きなのだが、どんな話もオカルト的なものになるのは正直「何だかなあ」と思い、今まであまり真剣には読んでこなかった。もちろん読んでみたら面白いんだけどね。
しかし最近アフタヌーンで『謎の彼女X』という「オカルトの出てこない変な話」が連載されており、これが滅法面白く、マニアックなのだがオカルトのような人を選ぶマニアックさでもない。『謎の彼女X』については、オカルトを出さないまま描き続けてくれることを祈る。