石川雅之『もやしもん』1巻

もやしもん(1) (イブニングKC)

もやしもん(1) (イブニングKC)

作者曰く「農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語」とのこと。
主人公は、肉眼で菌が見えるという特殊能力の持ち主。といっても顕微鏡で見るような形ではなく、以下のように、かなりデフォルメされた特異な形で見えるのである(以下はテレビ放送の告知画像の引用)。

変わった能力ではあるのだが、菌の研究者にとっては物凄い可能性を秘めた能力であるのも事実であり、ちょうど主人公の父親と知り合いでもあった樹教授が主人公を囲い込み、樹ゼミの先輩たちや樹教授と一緒に、ほのぼのとした農大ライフを満喫する――といったところで、概ね間違いはないだろう。
1巻は、農大のイントロダクションなどが中心だが、農大って面白そうだなあと素直に思えるプロローグ。