ママ(多恵子)が死んで以来、もう3年もヒキコモリをしているパパ(吾郎)。かわいいけれど役には立たない祖父(タロスケ)。しっかり者の中学3年生の娘・トモが何とか切り盛りしていたのだが、ある日、変なオッサンがいきなり自宅に侵入し、自分は多恵子だと言い始める――というプロローグ。
自分のことをママだと言う汚いオッサンに、パパが不覚にも萌えてしまい、パパがジレンマに襲われる――という展開が基本だが、そこに娘や爺も絡んできて、どうにもこうにも面白い。残念な感じが最高。
しかし阿部潤の描く女性はみんな良いね。