谷口ジロー『父の暦』

父の暦 (小学館文庫)

父の暦 (小学館文庫)

再婚した父と義母を疎み、長らく故郷を離れていた主人公が、父の死去に伴って数十年ぶりに故郷に戻り、自分が知らなかった、いや目を背けてきた父のことを目の当たりにする……というアウトライン。深い余韻に包まれる名作。