
- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/08/09
- メディア: 文庫
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つまり連続殺人犯が探偵役になるという、何とも変わった設定なのである。
本書全体のメイントリックも、(映像やラジオドラマではなく)書籍ならではのトリックで、そう来たかーと思わず唸らされた。Amazonから推薦された本なので有名なのだろうが、なるほど確かに面白い。
これまでは、トリックのわかったミステリを読み返すという趣味は全然なかったけれど、本書を読み終えたとき、どこに伏線があったのかもう1回読み返したいと思ってしまった。ミステリにはこういう楽しみもあるんだなー。