機動警察パトレイバー ON TELEVISION BD-BOX2 <最終巻> [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2010/09/24
- メディア: Blu-ray
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『機動警察パトレイバー』シリーズは、ロボット技術を応用した歩行式の作業機械「レイバー」が実用化された10年後の近未来(といっても80年代から見た「近未来」なので90年代後半)を舞台とする、青春あり、涙あり、笑いあり、陰謀あり、ロボットあり……な、お腹いっぱいアニメーションである。設定についてはオープニングのナレーションがわかりやすいので、引用。
ハイパーテクノロジーの急速な発展と共に、あらゆる分野に進出した汎用人間型作業機械「レイバー」。しかし、それはレイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになった。警視庁は続発するレイバー犯罪に対抗すべく、本庁警備部内に特殊車輌二課を設立し、これに対抗した。通称「特車二課」、パトロール・レイバー中隊――「パトレイバー」の誕生である。
本作は、1年間ほど続いたTVシリーズの後半部分(半年間)が収録されたBlu-ray版である。DVDよりも明らかに綺麗になっており、ファン的にも大満足。TVシリーズの後半では、NY市警から研修のために派遣されていた香貫花クランシーがNYに帰り、漫画版のキャラクターであった熊耳武緒が来る。香貫花はアメリカ的価値観と過激な性格であったが、一転して熊耳は日本的な女性。そのコントラストが面白い。
最終回は、カタルシスには欠けるが、個人的には悪くないと思う。日常的で穏やかなエンディングも良いものです。ただし敵役のシャフト・エンタープライズ&グリフォンとの決着戦は、TVシリーズでは未解決。続く新OVAシリーズに残すこととなった。