メガサワラ『タヌキツネのゴン』3巻

純粋で、ただ子供ながらの悪さも持っている、等身大の描いたほのぼの物語――ということになるのだが、それでけでもない。タヌキとキツネは妖怪の中でも仲の悪さで有名なのだが、主人公はタヌキとキツネのハーフという、珍しい「タヌキツネ」という種族なのである。父親はタヌキで、母親はキツネだけど亡くなっていて、優しい姉が2人いて。

1話ずつは、ほのぼのとあたたかい気持ちになりながら読んでいけるのだが、まとめて読むと、なぜか目頭が熱くなる。

めちゃくちゃ良い漫画。