インキュベ日記

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茂木健一郎+NHK「プロフェッショナル」制作班『プロフェッショナル 仕事の流儀 4』

プロフェッショナル 仕事の流儀〈4〉

プロフェッショナル 仕事の流儀〈4〉

「プロフェッショナル」というNHKのドキュメンタリー番組(「情熱大陸」にも似ている人物に焦点を当てている)の書籍化。本書で取り上げられている人物は、以下の3人。

  • 映画プロデューサー:鈴木敏夫
  • 建築家:中村好文
  • 飲料メーカー商品企画部長:佐藤章

スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫は、批判する人もいるけれど、俺は好きだ。何しろ大人も子どもも楽しめるアニメーションを作り続けてきた人間だからである。「ジャパニメーション」という言葉、その力の多くは彼の貢献によるものであろう。キムタクや倍賞千恵子に大根アテレコをやらせるのは止めてほしいが……。
キリンの商品企画部長の佐藤章は、本シリーズで初めて一般的な「サラリーマン」を取り上げている。もちろんその能力は卓越しているのだが、飲料メーカーでの営業や商品開発という仕事は、大部分の人にとって(小児心臓外科医や量子物理学者・左官職人と比べて)自らの仕事に置き換えて想像可能なレベルである。プロフェッショナルな人のことを「愛情がある人」と言っているのも、共感できる。