大沢やよい『ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ』

ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ (IDコミックス 百合姫コミックス)

ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ (IDコミックス 百合姫コミックス)

先日、鈴菌カリオ花と蛇』を読んだら、Amazonが執拗にオススメしてくるので、試しに2冊ほど買ってみたうちの1冊。女同士の恋愛を描いた、いわゆる「百合」というジャンルの短編集である。
短編集なので作品傾向はまちまちだが、表題作は、ニコニコ動画的な動画アップロードサービスで番組を流している「ブラックヤギー」こと八木さんが、同じく番組を流している憧れの存在「劇薬まどれーぬ」さんと知り合うことになった……というプロローグ。動画アップロードサービスというモチーフはトリッキーだけど、描かれていることは普遍的な感情で、面白い。
というか百合漫画の描き手ってみんな絵が巧いな。巧い人だけがAmazonのレコメンドで俺の目に届くだけかもしれないけれど……。