インキュベ日記

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森博嗣『有限と微小のパン』

有限と微小のパン (講談社文庫)

有限と微小のパン (講談社文庫)

大学教授・犀川創平と教え子・西之園萌絵の師弟コンビが探偵役を務める「S&Mシリーズ」の第10弾。S&Mシリーズの完結編である。
内容としては、地方のテーマパークに遊びに行ったヒロインとその友達が殺人事件事件に巻き込まれる……というベタな展開だが、S&Mシリーズ全体を通した幾つかの謎(例:なぜ西之園萌絵は事件が病的に大好きで死体を目の前にして平然としていられるのか)についても語られる。一応のケリがついたと言うべきなのだろう。ただし犀川創平と西之園萌絵の関係、真賀田四季の行方など、まだ全てが落ち着くべきところに落ち着いたと言える訳ではなく、それは別シリーズに持ち越されるようだ。
何にせよ面白かった。大満足のシリーズ!
なおKindle版は以下。
有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)