インキュベ日記

書評2700冊・漫画評4000冊・DVD評400枚の「質より量」な記録サイト(稀に質も重視)

雷句誠『どうぶつの国』1〜11巻

どうぶつの国(1) (少年マガジンKC)

どうぶつの国(1) (少年マガジンKC)

どうぶつの国(2) (講談社コミックス) どうぶつの国(3) (講談社コミックス) どうぶつの国(4) (講談社コミックス) どうぶつの国(5) (講談社コミックス) どうぶつの国(6) (講談社コミックス) どうぶつの国(7) (講談社コミックス) どうぶつの国(8) (講談社コミックス) どうぶつの国(9) (講談社コミックス) どうぶつの国(10) (講談社コミックス) どうぶつの国(11) (講談社コミックス)
『金色のガッシュ』を描いた著者による最新作。
様々な動物が暮らし過酷な生存競争を繰り広げる「どうぶつの国」で、タヌキのポノコはある日、川から流れて来る赤ん坊を拾う。その赤ん坊は「ヒト」と呼ばれる弱い動物だった。どうぶつの国では、同じ動物の間では鳴き声が通じるが、他の動物とは話すことができない。しかしヒトだけは、ヒト以外の他の全ての動物と話すことができる。タヌキに育てられることになったヒトのタロウザは、他の動物と話ができるという能力を活かして、殺し・殺されることが当然とされている、どうぶつの国のルールを変えようと考える……というプロローグ。
どうぶつの国は単なるアフリカのサバンナあたりを指すのかと思っていたが、人間が(少なくとも当初は)タロウザ一人しかいない、タロウザは他の動物と会話ができるという点で、少なくともSF風味あるいはファンタジー風味の作品であることがすぐにわかる。実は、ここから話が思いも寄らぬ方向に向かうのだが、これは面白い。アツい作品だね。物語は架橋に近づいて北と思うのだが、最新刊が待ち切れない。