- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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グーグルで検索したところ、著者は一応ミステリー作家のようだ。本書も新潮ミステリー倶楽部賞を受賞している。しかし被害者は「喋るカカシ」である。決してつまらないという訳ではないのだが、キャラクターもシチュエーションもストーリーも突飛すぎて、何とも微妙な読後感。ミステリー好きには面白い仕掛けが多く配置されているのかもしれないが、ミステリーに疎い俺には「視点の置きどころ」がよくわからない、というのが正直なところ。雰囲気を味わえば良いのかなあ。
デビュー作とのことだが、文章の拙さが気になることはほとんどないし、世間的にも注目されている作家のようなので、もう少し他の著作も読んでみたい。