- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2000/08/23
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『フリクリ』は全般的に設定やストーリーがわかりづらいが、第三話は、ニナモの心情の推移が比較的わかりやすいこともあり、ハイテンポなストーリー展開でも取り残されない。本シリーズで最も良いかもしれない。まあ詳細を気にしなくても、「エヴァンゲリオンのGAINAX」と「攻殻機動隊のProduction I.G」がタッグを組んで作った作品だけあって、ひとつひとつのレベルは素人の俺でもわかるほどに高レベル。ピロウズ(the pillows)の音楽も切なくて良い。
ちなみに『フリクリ』は一応「ロボットモノ」にも位置づけされると思うのだが、何と登場人物の頭の中から「ロボット」が出てくる。このあたりは実際に観てもらわないと、俺のような素人が説明するには手に余る設定なのだけれど、この「ロボット」はどうやら「ストレス反応」が形を持ったものとして考えれば良いかもしれない。矛盾や失態を指摘されるなど、何らかの形で追いつめられ、瞬時には言い逃れできないような事態に陥ったときに「ロボット」が出てくることが多いように思う。