『プラネテス 6』

プラネテス 6 [DVD]

幸村誠が週刊モーニングに不定期連載したSF漫画『プラネテス』のテレビアニメ版のDVD。原作となる漫画版とアニメ版の双方が星雲賞を受賞するなど、作品としての評価は非常に高いが、まだまだその存在が周知されているとは言えない。もっともっと、みんなに観てほしい（読んでほしい）作品である。
第6巻では、以下のエピソードを収録している。

#15　彼女の場合
#16　イグニッション
#17　それゆえの彼

社外やデブリ課以外ではなく、デブリ課にもオリジナルキャラクターは多い。ハチマキ、フィー、ユーリ、タナベは原作でも主要キャラクターだが、マイヤーズ課長（代理）、ラビィ係長（代理補佐）、派遣社員のエーデルはアニメ版のみに登場するオリジナルキャラクターである。それぞれキャラが立っていて面白いが、第15話は、比較的影が薄かったエーデルのエピソード。社会格差とドメスティック・バイオレンスの問題を、そう繋げてきたか〜。
第16話は、宇宙飛行士（ふなのり）にとって致命的な病気・空間喪失症に罹患してしまったハチマキのエピソード。原作でもアニメ版でも、ハチマキにとってのターニングポイント的なエピソードの1つであり、いやはや、しっかり作ってくれており大満足であります。