中嶋靖『レクサス/セルシオへの道程 最高を求めたクルマ人たち』

1990年と古く、今とは変わっている面もあるだろうが、非常にわかりやすく、またクルマ作りの情熱を封じ込めたようなアツさがある。昨日の長谷川洋三『レクサス トヨタの挑戦』も本書を参考にしたと思われる箇所が幾つもあった。なぜトヨタトヨタの看板を引っ込めてレクサスブランドを立ち上げたか、それは「高価な大衆車」と「高級車」の違いなのである。しかし本物の高級ブランドの確立は大変だな。