- 作者: 細野不二彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/03
- メディア: コミック
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この巻には以下のエピソードが収録されている。
ART.1 清香(チンシャン)茶会(前編)
清香(チンシャン)茶会(中編)
清香(チンシャン)茶会(後編)
ART.2 二重奏
ART.3 ニンベン師の逆襲
ART.4 花と3(みつ)ばか
ART.5 雨やどり
ART.6 43分の1営業所
この巻では「ニンベン師の逆襲」が特にお気に入り。昔ニンベン師だった木戸は、今は足を洗ってコダワリの婦警イメクラを開業している。何しろ婦警さんでしかイカないという筋金入りの婦警マニアだから、制服や取調室なども本物そっくりで、オーナー自ら率先してイメクラを楽しむ徹底ぶり。しかし自分の店を利用していた客から偽造カード被害が多数出て、警察に疑われる。磁気カード技術は30年前に確立されたフォーマットで、セキュリティの低い古臭い技術である。だからニンベン師のプライドとして、そんなケチなしごとはしていなかったのである。ただ、それでは警察のメンツが立たないとのことで風俗営業を取り消される。木戸はニンベン師としてのプライドと風俗営業の再開を賭けて犯人の特定に動く――というアウトライン。木戸ちゃんは俺の好きなキャラクターである。何しろコダワリがある。ちなみに(詳細は省くが)フジタに恩を売った本エピソードの後、ニンベン師としても活動再開しているようで、ニンベン師としての力量を高く評価するフジタからちょくちょく仕事を依頼されている。