木多康昭『喧嘩商売』6巻

喧嘩商売(6) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩商売(6) (ヤンマガKCスペシャル)

喧嘩屋・工藤優作との戦闘開始。工藤優作という名前は、『名探偵コナン』の主人公・江戸川コナンの本名と同姓同名だが、本作の工藤優作は入れ墨付きのコワモテ男である。
工藤優作のファイトスタイルは、とにかく力でねじ伏せるものである。そしてただでさえ怪力なのに、脳内麻薬を自由に出して脳のリミッターを外すことができる。したがって、相手の腕の骨を握り潰したりするなど、常人には想像もつかないようなパワーを発揮する。力こそ全て、実にわかりやすい。
一方、主人公の佐藤十兵衛は、奇襲や武器や金的・目潰しなどのダーティーファイトも含め、手段を選ばずあらゆる方面から相手をぶっ倒すスタイルである。そしてとにかく先制攻撃重視。これもある意味わかりやすい。
正反対のファイトスタイルだが、非常に面白い展開になっている。