『NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版』2009年1月号

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2009年 01月号 [雑誌]

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2009年 01月号 [雑誌]

『NATIONAL GEOGRAPHIC』は、世界の自然や動物の写真を中心とした世界的に有名な雑誌なのだが、俺は今まで英語版しかないものだと思い込んでいた。しかし実は日本語版もあるのだということを少し前に知り、120周年記念号である今号から定期購読することにした。
噂通り写真が綺麗なのだが、ドキュメンタリーやジャーナリズムとしても面白いね。例えば、この号から新シリーズ企画として「絶滅危惧種」というものが始まっているが、今回は米国で発生した生物保護法「絶滅危惧種法(ESA)」という法律の功罪を検証するというテーマである。面白いじゃないか! なお欄外のコラムでは、日本にも同様の法律があるが、日本はそもそも指定種が少なく、法律が機能しているか疑問視されているとの指摘がなされている。また、これからは個別の種の保護だけではなく、環境全体の保全(つまり生息地の保護指定)が必要なのだが、日本はこの試みも不足しているという指摘がなされている。もちろん日本の専門家や活動家にも言い分はあるだろうが、これらの指摘自体は謙虚に受け止めなければならないだろう。
ところで雑誌については、今年から「その他」ではなく「magazine」というタグを設定することにした。これまで雑誌というメディアそのものがあまり好きではなく、敬遠していたのだが、本気になって探してみると、それなりに「尖った」雑誌はあるものである。この「尖り具合」の定義はけっこう説明が難しいし、多分に俺の感覚的なものなのだが、ひとまず俺は雑誌を「尖っているかどうか」で購読しようと思う。ちなみに今の定期購読誌は以下の通り。『NATIONAL GEOGRAPHIC』以外はこれまでもブログで書いてきたが、改めてリストを見ると、けっこう尖ったポートフォリオではないだろうか?

  • 『「旬」がまるごと』
  • 『フォーサイト』
  • 『Works』
  • 『広島アスリート』
  • 『NATIONAL GEOGRAPHIC』

まあ『旬がまるごと』と『Works』は隔月刊だから、実際には月平均4誌ペースなのだが、仕事で山ほどビジネス雑誌や専門誌は読んでいるから、趣味で購読する雑誌はあと1つくらいかなあ。今のところ『日経サイエンス』を検討中。