谷川流『涼宮ハルヒの憤慨』

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒシリーズの第8作。150ページ前後の中編が2つ。
前半は、「文芸部の部室を間借りしていたSOS団をやりこめるために、生徒会が文芸部の廃部を宣告し、廃部を免れるために文集を作る」というエピソード。涼宮ハルヒが楽しんでいることは確かだが、SF的要素はほとんどゼロである。
後半は、クラスメートからSOS団に(久々の)依頼が舞い込むところから始まるエピソード。SFチックなギミックがいっぱい登場してきて、なかなか楽しめる。