支倉凍砂『狼と香辛料8』

狼の化身である少女(ホロ)と青年行商人(ロレンス)の道中で起こる様々な事件を、軽妙洒脱な掛け合いも散りばめつつ描く「剣も魔法もない」ファンタジー物語であり、中世ヨーロッパ的な世界での経済活動に争いの舞台を置く異色作――とのこと(Wikipediaより)。
8巻と9巻は上下巻構成。対立の町という副題がついている。街全体を巻き込んだ政治的なアレコレに巻き込まれてしまうのだが、かなり面白い。1巻や2巻ほどの勢いがなくなってきたなあと思っていたが、この上下巻は本当に良かった。