支倉凍砂『狼と香辛料7』

狼と香辛料〈7〉Side Colors (電撃文庫)

狼と香辛料〈7〉Side Colors (電撃文庫)

狼の化身である少女(ホロ)と青年行商人(ロレンス)の道中で起こる様々な事件を、軽妙洒脱な掛け合いも散りばめつつ描く「剣も魔法もない」ファンタジー物語であり、中世ヨーロッパ的な世界での経済活動に争いの舞台を置く異色作――とのこと(Wikipediaより)。
この巻は、本編ではなくサイドストーリー。面白くないわけではないが、こんなのを描く暇があったら本編を進めてほしいかな。ライトノベルって外伝を書く人けっこう多いよな。もう15以上年も前に少しだけ読んだことがある『スレイヤーズ』などは、本編はとっくの昔に完結しているのに、外伝が未だに続いているらしい。短編は雑誌連載、長編は書き下ろしと書き分けて、収入を多様化させているのだろうか。ライトノベルってごく一部の作品以外は大して売れていないらしいからな。