- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/05/09
- メディア: 文庫
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ところで、ネットで見つけたインタビューによると、古川日出男はガルシア=マルケスやボルヘスといった南米文学を読んでいるようだ。この混沌とした感じや、物語の舞台が長期に渡る余り登場人物が代替わりするようなスケールの大きさは、いくつか読んだことのある南米文学を彷彿とさせるような気もする。古川日出男も南米文学も、しばしば「神話的」と評されるので、両者の類似性は、みんなけっこう感じているのかもしれない。