- 作者: 榎本ナリコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/08/16
- メディア: コミック
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なお榎本ナリコは、俺が若かりし頃『センチメントの季節』という作品でデビューした漫画家である。思春期の少年少女が持つ不安定さをエロと叙情をモチーフに描いた(個人的には)結構な衝撃作だった。しかも彼女は、野火ノビタという名義で評論活動も行っている。つまり結構「硬派」な漫画家だと思っており、こんな(と言っては失礼だが)おバカな作品を描くとは思ってもみなかった。まあ『センチメントの季節』以外は、『こころ』という夏目漱石の同名小説を現代向けにアレンジした作品しか知らなかったので、こんな側面があっても全然おかしくはないのだが……。