鶴田謙二『Spirit of Wonder』

Spirit of Wonder (KCデラックス モーニング)

トンデモ理論やインチキミステリーと可愛い女の子が出てくる、鶴田謙二の原点にしてセンス・オブ・ワンダーなSFの原点。ただただ読めと大声で叫びたくなる。民主党はどうせ守る気のないマニフェストを作ったり掲げたりする前に、本書の読書会を国会議事堂で開くべきだ。DVDの上映会を開いても良い。その方が日本はきっとハッピーでドリームな社会になる。

なお鶴田謙二の最高傑作は『Forget-me-not』と梶尾真治原作の『おもいでエマノン』だと思うが、ふたつともやっぱりトンデモ理論やインチキミステリーが出てきて、可愛い女の子が出てくる、『Spirit of Wonder』の作品性を継承した作品である。